<PGM 世界ジュニアゴルフ選手権 日本代表選抜大会 関東予選第二会場(1)>

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 低年齢層男女5部門が行われた。11―12歳の部女子では、昨夏の関東小学生大会優勝の佐久間朱莉(埼玉・名細中1年)が、4オーバー76で回ってトップで決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進んだ。9―10歳の部の女子では、佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)が最終18番でイーグルを奪い、この日ただ一人のアンダーパーの1アンダー71をマークし、この部門では抜きん出た力を発揮した。同男子は、池由哉(新潟・根岸小4年)と近藤直杜(神奈川・善部小4年)が79で並び、18番からのカウントバックで池が1位となった。

 決勝大会進出者は以下の通り。

11~12歳の部
【女子】 【1位】佐久間朱莉(埼玉・名細中1年)=76
【2位】鈴木優芽(埼玉・小針中1年)=79
【3位】佐藤有仁加(栃木・宇都宮大教育学部付中1年)=79
【4位】佐藤杏莉(千葉・麗澤中1年)=81
9~10歳の部
【男子】 【1位】池由哉(新潟・根岸小4年)=79
【2位】近藤直杜(神奈川・善部小4年)=79
【3位】大久保海(神奈川・伊勢原小4年)=81
【4位】岩井光太(埼玉・中山小5年)=83
【5位】小林翔音(東京・半田小4年)=83
【女子】 【1位】佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)=71
【2位】関口碧(埼玉・高萩小5年)=83
【3位】岡島彩乃(千葉・稲岡小5年)=85
7~8歳の部
【男子】 【1位】大橋優(熊本・清水小2年)=90
【女子】 【1位】松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)=75
【2位】小林イリス(東京・聖学院小3年)=76
(注)同スコアの順位は18番からのカウントバックによる
【協会広報ライター・赤坂厚】

 

【大会雑観】

11―12歳の部女子
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佐久間朱莉(埼玉・名細中1年)
11―12歳の部女子で佐久間朱莉(埼玉・名細中1年)が、グリーンに苦しみながらも、4オーバー76でトップ通過を果たした。「パターが全然ダメだった。最初から、まっすぐ打てなくなってしまった」と振り返る。うまくいったのは「2ホールだけ」といい、14番で3メートルのパーパットを沈め、15番で同じく3メートルのバーディーを決めたところを挙げた。昨年は関東小学生大会で優勝し、全国大会では1打差2位になった。この予選には「小さいころ出ていたけど久しぶりだと思う。中1になるので(11―12歳の部では)上の年齢なのでチャンスがあるかもと思って」と、世界ジュニア代表をつかみに来ている。関東ゴルフ連盟の派遣選手として3月22~30日に米フロリダ州のIMGゴルフアカデミーで体験もしてきた。決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に向け「1、2メートルの微妙なパットを入れられるようにしていく」と、課題を挙げていた。
9―10歳の部女
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佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)
9―10歳の部女子の佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)が、飛び抜けたスコアで決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進出した。1オーバーできた最終18番パー5で、残り64ヤードをサンドウエッジで直接放り込むイーグル。「打ち上げだったんで見えなかったけど、グリーンにいた人が『入ったよ』っていうから(同伴競技者)みんなとハイタッチした」とニコニコ。自身初めてというアンダーパーの71をマークし、2位に12打差をつける圧勝。この日ただひとりのアンダーパーだった。「きょうはアイアンショットが良かった」と振り返る。昨年は3位で決勝大会に進んだが、12位に終わった。今年も出場部門は同じで「身長が8センチ伸びた」と、昨年より「成長」している。「今年は世界代表になる。2位以内に入る自信はあります」と、意気込んでいた。
9―10歳の部男子
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池由哉(新潟・根岸小4年)
9―10歳の部男子で池由哉(新潟・根岸小4年)が79で近藤直杜(神奈川・善部小4年)と並んだが、18番からのカウントバックで17番ボギーの池がダブルボギーの近藤を抑えてメダリストになった。「苦手のバンカーに入らなかったのが良かった。いつも新潟のゴルフ場でやっているので、グリーンが5倍速く感じた。3パットを3回した」とパットで苦戦したものの、バーディーを2つ奪うなど、本人は納得の表情。今年の新潟市内は雪が多く「5ヤードぐらいの小屋にビニールを張ったみたいな練習場で打っている」と、雪国のハンディはあるが、その分「アプローチをたくさんやっているから得意」と、プラスに変えている。母方の祖父母が決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)が行われる岐阜県在住。「おじいちゃんに練習ラウンドに連れて行ってもらう」と、楽しみにしていた。

 

【大会コメント】

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近藤直杜(神奈川・善部小4年)
◇9―10歳の部男子で2位通過の近藤直杜(神奈川・善部小4年)◇
「17番でスーパーショットが出た。70ヤードぐらいを打ったら入りそうになった。バーディーはこれ1つだった。練習ではたくさん取れるのに、大会になるといつも1つしか取れない。ショットは得意だけど、アプローチがよくないので鍛える」
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大橋優(熊本・清水小2年)
◇7-8歳の部男子で1位通過の大橋優(熊本・清水小2年)◇
「楽しかったけど、スコア(90)はだめだった。トリプルボギーとかダブルボギーがあったから。メダルは3つ目ぐらいだけど、優勝してもらったのが初めて。決勝大会まで、全部練習する」
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松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)
◇7-8歳の部女子で1位通過の松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)◇
「いつもはパターが調子悪いけど、ロングパットが寄って、2パットで行けたのでよかった。いつもは80台なので、初めて75で回ってびっくりした。うれしかった。アプローチが寄らなかったから練習する」