<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会決勝大会>

初日

 高年齢層カテゴリー(15―17歳、13―14歳の部男女)の第1ラウンドが行われ、15―17歳の部男子では、香川・香川西高ゴルフ部のチームメートの吉田泰基(3年)西山大広(3年)がともに4アンダー68で首位に並んだ。グリーンの速さを女子プロゴルフツアー級に仕上げた難コースで、ともに6バーディー、2ボギーで回った。4打差2位に大岩龍一(東京・堀越学園高3年)がつけている。同女子は、吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)が、4番までに3オーバーとつまずいたが、以後立ち直って3バーディー(1ボギー)を奪うなど1オーバー73で首位に立った。1打差2位で工藤優海(千葉・麗澤高2年)、2打差3位で小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)と、世界ジュニア代表経験者が追走している。13―14歳の部男子は、小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が1オーバー73で回って首位に立ち、1打差で昨年の世界ジュニア代表の杉浦悠太(愛知・高浜中2年)と、黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)が2位につけている。同女子では、後藤未有(福岡・沖学園中3年)が1オーバー73にまとめて首位発進。1打差で園田結莉亜(大分・大分中2年)と遊佐音々(大阪・新池中3年)が追っている。

 15―17歳、13―14歳の部男女は3日間54ホールの合計ストロークの上位各3人が、6日から始まる低年齢層カテゴリー(11―12歳以下の男女各3部門)は2日間36ホールの合計ストロークの上位各2人が、それぞれ日本代表に選抜され、世界ジュニア(7月14~17日、米サンディエゴ)に出場する。

2日目

 高年齢カテゴリー(15―17歳、13―14歳の部男女)の第2ラウンド、低年齢カテゴリー(11―12歳の部以下の男女各3部門)の第1ラウンドが行われた。15―17歳の部男子は、前日首位タイの吉田泰基(香川・香川西高3年)が69で回り、通算7アンダー137で同じ高校のゴルフ部チームメートの西山大広(同3年)に2打差をつけて首位を守った。通算イーブンパーで高橋慧(新潟・開志学園高3年)が3位に浮上、1オーバーで森田拓海(富山・富山国際大付高3年)と昨年の日本代表の石過功一郎(兵庫・クラーク記念国際高2年)が続き、代表枠3人を巡って激戦になってきた。同女子では吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)がイーブンパー72で回って通算1オーバーで首位をキープ。1打差で昨年の日本代表の小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)、2打差で鍋島海良(熊本・国府高1年)今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)がつけ、代表争いは接戦になってきた。13―14歳の部男子は、小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が1オーバー73で回って首位に立ち、1打差で昨年の世界ジュニア代表の杉浦悠太(愛知・高浜中2年)と、黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)が2位につけている。同女子では、後藤未有(福岡・沖学園中3年)が1オーバー73にまとめて首位発進。1打差で園田結莉亜(大分・大分中2年)女子は後藤未有(福岡・沖学園中3年)が通算イーブンパーで、ともに首位を守った。高年齢カテゴリーは男女各3人が世界ジュニア(7月14~17日、米国・サンディエゴ)の日本代表となる。

 11―12歳の部男子では、上野麟欧(りおん、兵庫・兵庫教育大付中1年)が2アンダー70の好スコアで首位にたち、3打差で森薗大河(鹿児島・高山中1年)が続いている。同女子は昨年の日本代表、越田泰羽(神奈川・上矢部小6年)が自身初のボギーなしのラウンドで3アンダー69をマークし、2位長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)に2打差をつけてトップに立った。9-10歳の部は、男子が73で回った黒田裕稀(兵庫・八条小5年)、女子は72をマークした佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)が首位発進。7―8歳の部では、男子は矢野仁貴(愛知・東山小3年)が69、女子は酒井理琴(大阪・西淡路小3年)が80でそれぞれ首位に立っている。低年齢層は男女各2人が日本代表に選抜される。

最終日

 世界ジュニア(7月14~17日、米国・サンディエゴ)の日本代表24人が決まった。15―17歳の部男子は、前日首位の吉田泰基(香川・香川西高3年)が77と崩れたものの通算2アンダー214で初日から首位の完全優勝。3位にゴルフ部チームメートの西山大広(香川・香川西高3年)が入り、2011年に選抜大会が始まった後、初めて同一カテゴリーに同じ高校から2人が代表入りした。2位には72にまとめた高橋慧(新潟・開志学園高3年)が入った。同女子では、通算5オーバーで小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)と吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)が並び、プレーオフ1ホール目で小倉がバーディーを奪って優勝した。激戦となった3人目の代表には今綾奈(埼玉・埼玉平成高)が入り、初の日本代表を射止めた。13―14歳の部男子は小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が通算2オーバーで優勝、大石敦也(広島・井口台中2年)が2アンダー70で回り、2位に飛び込んだ。同女子は後藤未有(福岡・沖学園中3年)が通算1オーバーで優勝を果たした。
【協会広報ライター・赤坂厚】

世界ジュニアゴルフ選手権日本代表は以下の通り。

15~17歳の部
【男子】 ①吉田泰基(香川・香川西高3年)214②高橋慧(新潟・開志学園高3年)216③西山大広(香川・香川西高3年)217
【女子】 ①小倉ひまわり(東京・日出学園2年)221②吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)221③今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)226
13~14歳の部
【男子】 ①小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)218②大石敦也(広島・井口台中2年)223③栗原悠宇(埼玉・藤中2年)228
【女子】 ①後藤未有(福岡・沖学園中3年)217②園田結莉亜(大分・大分中2年)222③横山もも(宮城・稲井中3年)233
11~12歳の部
【男子】 ①森薗大河(鹿児島・高山中1年)147②上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)147
【女子】 ①平木亜莉奈(長野・御代田中1年)142②長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)145
9~10歳の部
【男子】 ①吉田京介(大分・南部小5年)150②黒田裕稀(兵庫・八条小5年)151
【女子】 ①佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)143②森愉生(岡山・老松小5年)156
7~8歳の部
【男子】 ①矢野仁貴(愛知・東山小3年)141②橋本拓英(三重・南が丘小3年)154
【女子】 ①酒井理琴(大阪・西淡路小3年)158②松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)166
※同スコアはプレーオフで順位決定

【大会雑観とコメント】

初日
15-17歳の部男子
香川西高チームメートで初日首位並走の西山大広(左)と吉田泰基
香川西高チームメートで初日首位並走の西山大広(左)と吉田泰基
15―17歳の部男子で、香川・香川西高ゴルフ部の吉田泰基(3年)西山大広(3年)がともに4アンダー68で首位に並んだ。「パターが良かった」という吉田はスタート10番で3・5メートルを決めるなど6バーディー、2ボギー。「テレビでマスターズを見ていて(優勝した)スピースのショートパットでボールを見ないストロークを、自分でもやってみたらよかった」と笑顔を見せた。西山は「納得いくゴルフだった」と振り返るようにインスタートの11、12番連続バーディーで波に乗った。「ビビリなんで、練習ラウンドして狭いコースなので本番ではけっこう刻もうと思っていたんですけど(前の組の)吉田がドライバーで行くんで、自分も持ち味を出そうと思って2ホールしか刻まなかった」のが功を奏したよう。昨年はこのカテゴリーで2人と同学年のチームメート、坂本将規が優勝して世界ジュニアの舞台に立っている。「優勝します」(吉田)「吉田には負けない」(西山)と、競い合って2年連続で香川西高勢がトップで代表の座を射止める。
15-17歳の部女子
吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)

15―17歳の部女子の吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)が、耐えて首位スタートした。4番までに3オーバーとしたが、以後立ち直って3バーディー(1ボギー)を奪うなど1オーバー73で首位に立った。2番でボギーをたたいた後、4番では第2打をグリーンオーバーし、アプローチも乗らずダブルボギーと、4ホールで3オーバー。「ショットがまとまらなかった。5番のパー3でバーディーをとって、6番ぐらいからいきなりピンに向かっていくようになった」という。要因を聞くと「朝、練習場があることを知らなくて、気づいてから5分か10分ぐらいしかできなかったので、体が動くようになったからだと思います」と話した。世界ジュニア代表経験者(工藤優海。小倉ひまわり)が追走しているが「あと2日、スコアを落とさないようにしたい」と、世界代表を引き寄せる。

 

13-14歳の部女子
後藤未有(福岡・沖学園中3年)
後藤未有(福岡・沖学園中3年)

13―14歳の部女子では、後藤未有(福岡・沖学園中3年)が「ショットは5メートル以内に何度もついたのにパットが入らなかった」と言いながらも、1オーバー73にまとめて首位発進した。15番で5メートルを沈めたのがこの日唯一のバーディー。練習ラウンドでは60台もいけると思っていたが、スコアについては「ゴルフの内容的には悪くなかったと思います」と振り返った。女子プロのトーナメント並みの速さに仕上がっているグリーンに手こずる選手が多いが「速い方が好きなので。きょうはラインの読みが合わなかっただけで、距離感はあっていたんです」と不安はない。3日間大会は「これで3回目ぐらい」と経験が少ないが「あと2日間でなんとかアンダーパーにして世界代表になりたい。通用するか試したいし、世界にどんな選手がいるか見てみたい」と、意欲を見せていた。

13-14歳の部男子
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
13―14歳の部男子では、小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が1オーバー73で回って首位に立った。6番で右7メートルを決め、9番では残り50ヤードから「OKぐらいについた」とバーディーを奪った。11番でも残り50ヤードから3メートルにつけて連続バーディー。この日は3バーディー、4ボギーに「ショットは良かったけど、パットが良くなかった。バーディーパットが入らない。チャンスはもっとありました」と振り返った。初日首位に「あと2日あるので、ここから上げていきたい」と、手応えはつかんでいる。というのは「最終18番のパットは打ち方を変えてみた。外れたけど感触はよかった」からだ。いつもはアイアンの練習の割合を多くしていて「アイアンには自信がある」という。「最後まで落ち着いてやりたい。2日目の目標スコアはパープレー。最終日にアンダーにしたい」と意欲を見せていた。
コメント
杉浦悠太(愛知・高浜中2年)
杉浦悠太(愛知・高浜中2年)

13―14歳の部男子で2位スタートの杉浦悠太(愛知・高浜中2年)
「72ぐらい出ればと思ったんですけど、OB(6番)が誤算でした。耐えたらバーディが来ると思った(3バーディー)。飛ぶ方なので17番(パー5)で2オンもした。ウッドはいつもいいんで、アイアン次第だと思います」

黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)
黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)

13―14歳の部男子で2位スタート黒田智之(岐阜・美濃加茂中2年)
「粘れた。ショットで乗せて、しっかりパーが取れた。バーディーはなかったけど、チャンスもあまりなかった。18番で3メートルぐらいのパーパットが入ったのが良かった。74はいいスコアだと思います。これからもパーで粘って、チャンスが来たらバーディーを取りたい」

2日目
15―17歳の部女子
鍋島海良(熊本・国府高1年)
鍋島海良(熊本・国府高1年)

今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)
今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)

15―17歳の部女子の世界代表争いが激しくなった。吉田莉生が首位を守り、1打差で昨年の世界代表の小倉ひまわりが続くところへ、鍋島海良(熊本・国府高1年)と今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)が最終組に2打差で飛び込んできた。鍋島はこの日のベストスコアの3アンダー69をマーク。「全部良かった。バーディーパットをいっぱい外しましたが」と笑顔を見せた。ボギーなしの3バーディーに「最近引っ掛けるのが多かった」というショートアイアンのよさを挙げた。「明日は欲張らないで、調子に乗らないで、集中力を切らさずやりたい」と初代表に意欲を見せた。今はスタートからショットが思うようにならず、2番でボギーが先行する苦しい展開。「焦らずにいけばペースがつかめると思った」と前半を1オーバーで粘り、後半は2メートル前後を決める2バーディーで、1つスコアを伸ばした。「自信あります。今日みたいに精神状態をコントロールしたい」と、こちらも初めての日本代表入りに意気込みをみせていた。
11-12歳の部女子
越田泰羽(神奈川・上矢部小6年)
越田泰羽(神奈川・上矢部小6年)
11―12歳の部女子で、昨年世界ジュニア代表の越田泰羽(神奈川・上矢部小6年)が自身初のボギーなしの会心のプレーで、首位に立った。「ドライバー、アプローチ、パター…アイアンも良かった」と、全て思い通りのプレーができた様子。インスタートの17番パー5で第3打を50センチにつけて最初のバーディー。3番で2メートルを入れ、8番パー3(132ヤード)では「7番アイアンで打ったら50センチぐらいについた」と3つ目を取った。昨年は9―10歳の部で世界ジュニア代表となり、本戦では1打差で翌年のシード権を逃す6位に終わり「悔しかった」という。その後はショットの精度を高めてきた。身長もこの半年で3センチ伸びて154センチになり、飛距離も10ヤードアップの210ヤードになった。「今年も世界ジュニアに出て、今度はシードを取りたい」と意気込んでいる。
11―12歳の部男子
上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)
上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)
11―12歳の部男子では、上野麟欧(りおん、兵庫・兵庫教育大付中1年)が2アンダー70の好スコアをマークして、2位に3打差をつけて首位に立った。前半は「打ち急いでしまって」と1バーディー、2ボギー。後半は「ショットの当たりがいいのは感じていたので、パットさえ入ればアンダーパーになると思った」という。その通り、後半は11番で左7メートルを沈め、13番ではグリーン手前から10ヤードをチップイン。16番では1メートルにつけて、3バーディーを奪った。予選通過後は「このコースはグリーンが固いと聞いていた」と、同じようなコースを回ったり、アプローチとパターを重点的に練習して決勝大会に臨んだ。その成果が第1ラウンドに表れ「最終日は普通にやれば勝てると思う。自分の世界に入るのは得意なので」と、自信たっぷりだった。
9-10歳の部女子
佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)
佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)
9―10歳の部女子の佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)が、イーブンパー72の好スコアで首位に立った。「パターが良かった」と笑顔を見せるように、2つのバーディー(2ボギー)を奪った。1つ目はインスタートの14番。5メートルを決めた。2つ目は折り返した6番。「1メートルぐらいについた」と胸を張った。練習でもパターを多めにしている。「前は下手だったけど、いまはだいぶ上手くなったと思う」と、練習で自信をつけてきた。最終日に向けて「明日は、パーとバーディーだけで回りたい。ボギーがでたら、もっとバーディーを取りたい。75以下で回る自信はある」と、優勝を意識している。
コメント
吉田泰基(香川・香川西高3年)
吉田泰基(香川・香川西高3年)
15―17歳の部男子で首位を守った吉田泰基(香川・香川西高3年)
「きょうは普通(5バーディー、2ボギー)。アイアンが良かった。最終日はふたケタアンダーに行きたい。全国高校ゴルフ選手権春季大会で3位になってから調子がいい。パターでちょっと手が震えているけど、悩みはありません」
西山大広(香川・香川西高3年)
西山大広(香川・香川西高3年)
15―17歳の部男子で2位の西山大広(香川・香川西高3年)
「足が震えていました。きょうはいいものははっきり言ってなかったです。でも、パー5で全部2オンできたのは良かったけど、全部2パットのバーディー。きょうは35パットもしたんで、30パットの吉田に追いつくのはもう無理」
吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
15―17歳の部女子で首位の吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
「ドタバタせず、安定していました。ティーショットが安定していて、フェアウエーを外したのは2回だった。けっこうぱーおんをしていたので、そんなに苦労せずにパーを取ることができた。このままトップで世界ジュニアに行きたいです。ショットを少し調整します」
小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)
小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)
15―17歳の部女子で2位の小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)
「前半はかみ合わなくて悪かったんですけど、アプローチで耐えた感じです。後半はクラブを振れるように、テンポがよくなってきた。インでスコアが出ないのでなんとかしないと。いいイメージはあるのに、いいふうにいかない。去年世界ジュニアで3打差でシード権を取れなかったので、リベンジしたい」
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
13―14歳の部男子で首位を守った小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
「スコアは安定していたけど、出入りは激しかったです。5バーディー、3ボギーにトリプルボギーがあった。1番でOBしてしまった。ちょっと焦ったけど、気持ちを切り替えて攻めのゴルフをしたのが良かった。最終日は順位を気にせず、スコアを気にしたい。パープレーで回りたい。大丈夫です」
後藤未有(福岡・沖学園中3年)
後藤未有(福岡・沖学園中3年)
13―14歳の部女子で首位を守った後藤未有(福岡・沖学園中3年)
「昨日よりバーディーパットが決まって、パターが荒れていなかった。もったいないボギーもあったけど、アンダーに持っていこうと思ったのでよかった(71)。3日間トータル3アンダーが目標。明日は頑張って60台を出します。パターが入れば出そうな感じです」
園田結莉亜(大分・大分中2年)
園田結莉亜(大分・大分中2年)
13―14歳の部女子2位の園田結莉亜(大分・大分中2年)
「スタートが悪かったけど、安定してパーが取れたと思います。練習グリーンが速くてびっくりして、3パットしないようにいつもより頭を使って、手前から手前からいった。トップと2打差なので、少しでも差を埋められるようにしたい。イメージをしっかり持ちたい」
森薗大河(鹿児島・高山中1年)
森薗大河(鹿児島・高山中1年)
11―12歳の部男子で2位の森薗大河(鹿児島・高山中1年)
「もう少しスコア(73)を減らせたと思う。もったいないボギーもあった。九州予選(2位)の時と同じスコアだった。グリーンは下りは速かったけど、そんなに難しくなかった。明日はアンダーで回りたい」
長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)
長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)
11―12歳の部女子で2位の長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)
「いい悪いが激しかった。長いパーパットが入ってぎりぎりパーセーブできたところが良かった。11番で4メートル、14番で10メートルぐらいのが入った。1オーバーぐらいでいいと思っていたので、71はよかったと思います。いつも練習ラウンドより慎重になるので」
黒田裕稀(兵庫・八条小5年)
黒田裕稀(兵庫・八条小5年)
9―10歳の部男子で首位の黒田裕稀(兵庫・八条小5年)
「ショットとパターがまあまあだった。ドライバーが良かったので、フェアウエーをあまり外さなかった。明日はイーブンで回りたいけど、緊張が心配。ジュース飲んでリラックスしてやりたい」
最終日
15-17歳の部男子
吉田泰基(香川・香川西高3年)
吉田泰基(香川・香川西高3年)

西山大広(香川・香川西高3年)
西山大広(香川・香川西高3年)

吉田泰基と西山大広の香川西高3年生コンビが、5回目を迎える選抜大会で初めて同一カテゴリーで同一校からの日本代表が誕生した。第2ラウンドを終えて2人とも通算アンダーパーで楽々代表入りと思われたが「途中から全部ネガティブになった」(吉田)「手がしびれてきてイメージが出なかった」(西山)と、プレッシャーからスコアを崩した。吉田77、西山78をたたき、辛くも「貯金」を使って日本代表入りした。チームメートで誕生日の違いで今年は出場できない坂本将規が去年世界ジュニアに出場し、予選落ちを喫した。3位の西山は「泰基と一緒に坂本の借りを返したい」と意気込んだ。優勝した吉田は「メンタルをやられたけど上がり3ホール耐えたのを自信にしたい」と長い一日を振り返り「世界ジュニアでは4日間攻めきりたい」と話した。吉田は男子ツアーの「HEIWA・PGMチャンピオンシップ」(11月5~8日、千葉・総武CC総武C)への主催者推薦出場が決まった。
高橋慧(新潟・開志学園高3年)
高橋慧(新潟・開志学園高3年)

最終日72で回って2位に入った高橋慧(新潟・開志学園高3年)
「7打差でスタートして、途中で並んだので優勝できなくて悔しいです。自分のゴルフには集中できた。世界のレベルで勝負できるか、見てみたかったので世界ジュニアに行けてうれしい。世界に人のプレーを見て自分のレベルを知りたい。課題はアイアン。出るからには優勝したい」

15-17歳の部女子
小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)
小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)
小倉ひまわり(東京・日出学園高2年)が吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)とのプレーオフを制し「優勝して世界ジュニアに行く」という今年の第1目標を達成した。通算5オーバーで並んだプレーオフ1ホール目。右カラーから1メートルに寄せた吉田に対し、小倉は7メートルのバーディーパット。「相手はパーを取ると思ったので強気に打った」と、これを沈めてバーディーを奪い、2位から逆転勝ちした。昨年は決勝大会で蛭田みなみに完敗し、世界ジュニアでは同学年の畑岡奈紗が8位でシード権を獲得したが、自分は14位に終わった。「今年は優勝を狙えると思っています。去年より踏ん張るゴルフができるようになったと思います」と、雪辱を期す。
今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)
今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)
今綾奈(埼玉・埼玉平成高2年)が涙の代表入りを果たした。ホールアウトした時点で3位だったが、76とスコアを崩したことで日本代表は諦めて悔し涙を流していた。しかし、後続のスコアも伸びず、日本代表入りが決まった瞬間、うれし涙に変わった。「ダメだと思ったので。きょうは打ったところにいつもディボット跡があって、チャンスと思ったのがピンチになる繰り返しで疲れてしまった」という。17番で狙い通りのショットで1・5メートルにつけてバーディー。この1発が効いて、79をたたいた鍋島海良を突き放した。「うれしい。今よりレベルアップして臨みたい。課題は平常心。勝負どころで強気にいけないのが弱点なので、いけるようにしたい」と、笑顔で抱負を話した。
吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
初日から首位もプレーオフで小倉に負け2位で日本代表入りした吉田莉生(埼玉・埼玉栄高1年)
「最終日は全部疲れてしまった。でも、世界ジュニアに行くことが一番の目標だったからうれしい。海外でゴルフをしたことがないので、海外の選手のプレーを見るのも初めてで、楽しみです。アプローチをもっと正確にして、上位にいって、シード権を取りたいです」
13-14歳の部男子
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)
小木野太優(大阪・豊中第十四中2年)が通算2オーバー218で2位に5打差をつけ、3日間トップを守って完全優勝した。「3日間、だいたい思い通りのプレーができた。ショットもパットも安定していた。最終日が一番いいスコア(72)で回れてうれしい。落ち着いて回れて自信がついた」と笑顔を見せた。この大会のために「めっちゃ練習した。家でもずーっとパターの練習をしてきた」と、その成果を本番で出せた。世界ジュニアについては「まだ実感がわかないけど、まためっちゃ練習して、世界で3位以内に入れるようにしたい」と意気込んだ。
大石敦也(広島・井口台中2年)
大石敦也(広島・井口台中2年)
最終日6バーディー、3ボギーの69で2位に飛び込んだ大石敦也(広島・井口台中2年)
「1日目に79をたたいたので、これだけ戻せてうれしいです。きのう6位で、微な位置だったので、きょうは行くしかないと思った。絶対上に行く自信はありました。初日に2OBで9をたたいた1番でバーディーを取れたのが良かった。世界では行くからには優勝を目指したいです。9をたたいた時とか、焦ってしまうことがあるので、メンタルを強くしたい」
栗原悠宇(埼玉・藤中2年)
栗原悠宇(埼玉・藤中2年)
途中で鼻血を出しながらも粘って4位を1打振り切って代表入りした栗原悠宇(埼玉・藤中2年)
「6番で旗をカップに差した時に鼻血が出て、止まらなくなってしまいました。10番でバーディーをとった時に止まった。世界に行けてうれしいです。緊張しました。前の夜にお父さんから楽しんできなと言われた。緊張すると力むので、自分をコントロールしたい。英語を少し話せるようになりたい。シード権を取りたいです」
13-14歳の部女子
後藤未有(福岡・沖学園中3年)
後藤未有(福岡・沖学園中3年)
後藤未有(福岡・沖学園中3年)が通算1オーバー217で、2位に5打差をつける完全優勝で日本代表入りした。「全国レベルで初めての優勝なんですけど、今日の後半が悪かったので複雑です」とまず反省。インスタートで前半は4つのバーディーを奪ったが、後半1番でダブルボギー、4番でもボギーにして、最後は不完全燃焼だった。「でも、これで課題が見つかった。パターをしっかり練習して世界ジュニアで優勝したい。完全アウエーで、外国の選手は体が大きいと思うけど、威圧されないようにしたい」と、大きな目標を掲げた。
園田結莉亜(大分・大分中2年)
園田結莉亜(大分・大分中2年)
3日間安定して2位で日本代表入りした園田結莉亜(大分・大分中2年)
「最終日が3日間の中で一番悪いスコア(76)だったのが悔しい。通ったのは良かったけど、途中では自分が何位にいるかわからなかったので、大丈夫かなと思った。世界にはものすごい人たちがいっぱいいると思うけど、シード権をとって帰ってきたい」
横山もも(宮城・稲井中3年)
横山もも(宮城・稲井中3年)
コースに苦しみながらも3位に滑り込んだ横山もも(宮城・稲井中3年)
「かみ合いませんでした。最後の方は人のスコアどころじゃなかったので、通ると思わなかった。もしかしたらとは思っていました。ドライバーが結構曲がったので、2カ月で修正したい。ショートパットを自信持って打てるようにしたい。経験できるのがいいと思う」
11―12歳の部男子
森薗大河(鹿児島・高山中1年)
森薗大河(鹿児島・高山中1年)
森薗大河(鹿児島・高山中1年)
「初めてのプレーオフで勝てて良かった。もっと努力して、世界ジュニアでは優勝したい」
上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)
上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)
上野麟欧(兵庫・兵庫教育大付中1年)
「目標は世界ジュニア優勝」
11―12歳の部女子
平木亜莉奈(長野・御代田中1年)
平木亜莉奈(長野・御代田中1年)
平木亜莉奈(長野・御代田中1年)
「最終日は出入りの激しいゴルフだったけど、花の木で3アンダーが出せたで少し自信になりました。世界ジュニアでの優勝を目指して練習してきたので、代表になれてうれしい。世界ジュニアで優勝を狙います」
長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)
長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)
長谷川せら(岐阜・稲羽中1年)
「決勝ではあまりいいプレーができなかったけど、考えてプレーすることはできました。アプローチの距離感が課題です。世界ジュニアでも自分でしっかり考えて、納得できるプレーをしたいです」
9-10歳の部男子
吉田京介(大分・南部小5年)
吉田京介(大分・南部小5年)
吉田京介(大分・南部小5年)
「1日2アンダーが目標だったけど、達成できなくて悔しい。目標は世界一です。ただ、それあるのみです」
黒田裕稀(兵庫・八条小5年)
黒田裕稀(兵庫・八条小5年)
黒田裕稀(兵庫・八条小5年)
「世界ジュニアで3位以内の入るのが目標です」
9-10歳の部女子
佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)
佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)
佐藤夏恋(千葉・白幡小5年)
「最終日(1アンダー71)はアイアンが完ぺきでした。パターも完ぺきでした。世界ジュニアでは、もう少しアプローチが寄るようにしたい。寄せワンのパーを取りたい。そのために、今日からアプローチ練習を増やしたい。朝の走り込みも2キロから4キロに増やす」
森愉生(岡山・老松小5年)
森愉生(岡山・老松小5年)
森愉生(岡山・老松小5年)
「決勝大会では、ダメなところもあったけど、いいところもあった。世界ジュニアの目標はシード権を取ること。そのためにはパターをよくすることだと思います」
7-8歳の部男子
矢野仁貴(愛知・東山小3年)
矢野仁貴(愛知・東山小3年)
矢野仁貴(愛知・東山小3年)
「世界ジュニアで、世界のジュニア3大大会制覇をしたい。2つは勝っているから」
橋本拓英(三重・南が丘小3年)
橋本拓英(三重・南が丘小3年)
橋本拓英(三重・南が丘小3年)
「アンダーを出して優勝したい。そのために、パターの距離感を練習する。攻める時と守る時のここののコントロールをしたい」
7-8歳の部女子
酒井理琴(大阪・西淡路小3年)
酒井理琴(大阪・西淡路小3年)
酒井理琴(大阪・西淡路小3年)
「70台を目標にしていたけど、パターが悪かった。世界ジュニアではセカンドのアイアンショットとパターの精度を高めていきたい」
松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)
松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)
松原柊亜(栃木・鹿沼東小3年)
「練習ラウンドではハーフ30台がでていたのに、決勝はグリーンが速く、ペットに苦労しました。調子が悪い時は悪いなりにスコアを出せるようにしたい。頑張りたいです」