ＰＧＭ世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会　中国・四国予選

＜ＰＧＭ世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会　中国・四国予選＞

　15―18歳の部男子は、亀井壮汰（香川・香川西高１年）が３バーディー、６ボギーの出入りの激しいゴルフながら３オーバー75で西日本決勝大会（３月31日～４月１日、兵庫・大宝塚ＧＣ）にトップで進んだ。同女子は山本彩乃（山口・高川学園高２年）が前半インを34で回るなどイーブンパー72の好スコアで２位に３打差をつけて１位となった。13－14歳の部では、男子は4オーバー76で回った古川惣一朗（徳島・生光学園中２年）、女子は1オーバー73をマークした安保寿美（広島・城北中１年）が、ともに1位で西日本決勝大会に進んだ。

　西日本決勝大会でＩＭＧＡ世界ジュニアゴルフ選手権（７月、米国サンディエゴ）の西日本エリアの日本代表が決まる。

　西日本決勝大会進出者は以下の通り。

【大会雑観】

15―18歳の部男子
亀井壮汰（香川・香川西高１年）	15－18歳の部男子は、亀井壮汰（香川・香川西高１年）が苦しみながらも1位で西日本決勝大会に進んだ。「目標はイーブンパーだったんですけど、パターが全然だめだった。読んだラインと一筋違いが多かった感じです」と、３オーバー75のゴルフを振り返った。バーディーは３つ。５、18番で２．５メートルを入れ、12番ではグリーン手前から10ヤードほどをチップインした。ただ、パーパットに苦しんで６ボギーをたたいた。四国の強豪校、香川西高で1年から団体戦レギュラーになっている。ドライバー飛距離は265ヤードで「無理に飛ばそうとは思わないです。曲がらないことのほうが大事だと思う」と精度を優先している。西日本決勝大会に向け「パーオン率を上げればボギーは減るし、パターが入ってくれれば。勝ちたいんで、2日間アンダーパーで回りたい」と意気込んでいた。
15―18歳の部女子
山本彩乃（山口・高川学園高２年）	15－18歳の部女子では山本彩乃（山口・高川学園高２年）がイーブンパー72の好スコアで西日本決勝大会にトップ通過を果たした。「アプローチがだめで、リカバリーが利かなかった」とまずは反省の言葉が出た。インからでて10番で2メートルを入れるバーディー発進。11番でラフにボールが突き刺さってボギーにしたが、14番で2メートル、16番では第2打を10センチにつけてバーディーとし、２アンダーで折り返した。２番で取っていったんは３アンダーまで伸ばしたが、６番ではバンカーで目玉になりダブルボギー、８番では１メートルを外してボギーにしたのはもったいなかった。昨年も西日本決勝大会に進んだが、初日出遅れて、結局世界ジュニア代表まで３打差の４位に終わった。「去年は速いグリーンへの対応が下手だった。アイアン全般が得意なので、今年はグリーンにしっかり乗せて、１メートルのパットを外さないようにやります」と、雪辱を期す。
13―14歳の部女子
安保寿美（広島・城北中１年）	13－14歳の部女子で安保（あぼ）寿美（広島・城北中１年）が西日本決勝大会にトップで進出した。「パターが結構入ったし、ショットもよかった」と１オーバー73で回り「目標は75以下だったので」と笑顔がのぞいた。バーディーは14番で５メートルを沈めた１つだったが「３メートル以内のパットが全部入った」と言葉通り、パッティングがさえた。この大会に出るのは２回目。11－12歳の部で出た昨年は西日本決勝大会で３位と代表を逃した。ドライバー飛距離は220ヤードで「あまり曲がらない」のが持ち味。「パットは毎日1時間ぐらい練習しているけど、もっと練習して西日本決勝大会に臨みたい。優勝して世界ジュニアに行きたい」と意気込んでいた。
13―14歳の部男子
古川惣一朗（徳島・生光学園中２年）	13－14歳の部男子は古川惣一朗（徳島・生光学園中２年）が４オーバー76でトップ通過した。「ドライバーが曲がって、アイアンがダフって。たぶん、４ノールぐらいしたパーオンしていないと思います。でも、アプローチがよかった」と、ラウンドを振り返った。バーディは4番で２メートルにつけた1つだけで、耐えるゴルフが続いたという。昨年は関西・東海予選に出て2位で西日本決勝に進んだが、8位に終わった。身長は5センチ伸びて177センチ、飛距離も20ヤードほど伸びて260～270ヤードになった。体重増が追い付かず60キロと細見で「ご飯を２，３杯食べて太ろうとしています」という。「ドライバーの精度を上げて、今年は世界ジュニアに行きたい」と意欲を見せた。
11―12歳の部女子
浦崎涼（沖縄・北美小５年）	11－12歳の部女子は浦崎涼（沖縄・北美小５年）が３オーバー75で1位となり、３回目の挑戦で初めて西日本決勝大会に進んだ。「今日はパターとドライバーがよかった。特にロングパットが入りました」と振り返る。インスタートで16番では10眼Ｐ取るぐらいの長いパットが入った。折り返した1番では残り110ヤードの第2打を80センチにつけてバーディーも取った。世界ジュニアに一歩近づいた西日本決勝大会進出で「初めてなので、上位に行けるようにしたい」といい「アプローチがシュートすることが多いので、もっとピンに突っ込んでいけるように練習します」と課題を挙げていた。

【大会コメント】

白井瑛（広島・口田中２年）	◇13－14歳の部男子2位の白井瑛（広島・口田中２年）◇ 「今日はパターの距離感がよかった。練習ラウンドを同じスコア（77）だったので、もうちょっといいスコアを出したかった。バーディーは１つ（7番、５メートル）だったけど、チャンスは5個ぐらいあった。ラインの読みがだめだった。去年は予選落ちで決勝には行けなかった。今年は西日本決勝大会までにもっとアプローチとパターの練習をして、優勝を狙いたい」
縄田翔一（山口・新川小６年）	◇11－12歳の部男子1位の縄田翔一（山口・新川小６年）◇ 「前半はものすごくよくて（37）、後半はものすごく悪かった（42）。試合では調子がいいことがなくて、いつも後半だめになっちゃう。きょうみたいに。体力不測のような感じ。去年は西日本決勝大会に行けなかったから、今年はよかった。練習はアプローチとかをやりなさいとお父さんにもう言われているので、練習していく」
篠原和樹（愛媛・川之江小４年）	◇９－10歳の部男子1位の篠原和樹（愛媛・川之江小４年）◇ 「今日はまあまあできたと思う。後半、13番で30センチぐらいのパットを外したのが悔しかった。パターは苦手。後半３パットが３回あった。バーディーは１５番で７，８メートルが入ったし４つ取れたけど。西日本決勝大会にいったら、優勝したい。パターの練習をしなきゃだめだと思う」
菊田ひな（香川・さぬき北小４年）	◇９－10歳の部女子1位の菊田ひな（香川・さぬき北小４年）◇ 「バーディーゼロだったのがとても悔しいです。1日1個は取れるのに、きょうはショートパットがあまり入らなかった。でも、練習ラウンドに3回来たけど、それよりもスコアがよかった（80）です。去年も予選で優勝したけど、西日本決勝大会は最終日悪かった（８位）。実のある練習をして、特に１００ヤードを西日本決勝大会までにもっと練習していきたい」
中上遼真（広島・阿戸小２年）	◇７－８歳の部男子１位の中上遼真（広島・阿戸小２年）◇ 「パッティングがよかった。バーディーは１つ（14番）だったけど、パーがいっぱい取れた。楽しかった。いつも安心したら変なことが起きちゃうけど、今日は緊張してできた。75が出るとは思わなかった。西日本決勝大会でも頑張る。楽しくやる」
	◇７－８歳の部男子２位の沖田雫（千葉・井野小２年）◇ 「パパとママがここに連れてきてくれたから75というスコアが出てうれしかった。練習ラウンドでは79とか、83とかだったから。きょうはバーディーが５個も取れた。ドライバーとかパターとかがよくなった。西日本決勝大会では優勝して世界ジュニアに行く」
鈴木めい（千葉・豊岡小２年）	◇７－８歳の部女子1位の鈴木めい（千葉・豊岡小２年）◇ 「いいゴルフができた。うまくいった。特にパターがうまくいったから、いいパーが取れた。西日本決勝大会で勝ちたい」