<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会 東日本決勝大会最終日>
世界ジュニアゴルフ選手権(7月7~9日、米カリフォルニア州サンディエゴ)の代表14人(13―14歳の部以上男女各2人、11―12歳の部以下男女各1人)が新たに決まった。
15―18歳の部男子は、首位でスタートした竹田亮太(千葉・千葉黎明高3年)が連日のアンダーパーの71をマークし、通算3アンダー141で優勝した。2位争いは、大西晃盟(兵庫・滝川第二高3年)が終盤抜け出して通算1アンダーで制し、ともに初めての日本代表となった。
同女子は、1打差2位スタートの山下萌寧(滋賀・ECC学園1年)が1アンダー71で回って通算3オーバーで逆転優勝、3回目の世界ジュニア日本代表となった。首位スタートの黒須愛生(めい、茨城・ルネサンス高2年)は一時代表圏外に落ちたが後半粘って通算6オーバーで2位を確保し、初めての日本代表の座を射止めた。
13-14歳の部男子は、矢吹侑大(ゆうま、千葉・大山口中3年)が73にスコアをまとめて通算4オーバーで優勝。日本代表を目指す2位争いは通算6オーバーで並んだ市瀬空留(かいる、三重・一身田中3年)と高瀬莉空(香川・高松第一中3年)のプレーオフとなり、1ホール目で市瀬が勝って、日本代表切符を手にした。
同女子は混戦となったが、阿部歩望(あゆみ、神奈川・東海大付属相模高中等部2年)が1アンダー71で回って通算3オーバーで優勝、2打差2位に熱海ひまり(埼玉・埼玉栄中2年)が入って、ともに初めての日本代表となった。
世界ジュニアゴルフ選手権代表は以下の通り。
▽15―18歳の部男子
【1位】竹田亮太(千葉・千葉黎明高3年)=141
【2位】大西晃盟(兵庫・滝川第二高3年)=143
▽同女子
【1位】山下萌寧(滋賀・ECC学園1年)=147
【2位】黒須愛生(茨城・ルネサンス高2年)=150
▽13―14歳の部男子
【1位】矢吹侑大(千葉・大山口中3年)=148
【2位】市瀬空留(三重・一身田中3年)=150
▽同女子
【1位】阿部歩望(神奈川・東海大付属相模高中等部2年)=147
【2位】熱海ひまり(埼玉・埼玉栄中2年)=149
▽11―12歳の部男子
【1位】鈴木大和(広島・幸千中1年)=156
▽同女子
【1位】安藤すみれ(岡山・香和中1年)=146
▽9―10歳の部男子
【1位】増田蓮(埼玉・立野小5年)=152
▽同女子
【1位】南愛美(千葉・加茂学園5年)=155
▽7―8歳の部男子
【1位】山田英聖(沖縄・嘉芸小3年)=144
▽同女子
【1位】河村成紗(愛知・長久手西小3年)=164
【協会広報ライター・赤坂厚】
- 15-18男子表彰・竹田亮太(中)、大西晃盟(左)、戸村空汰
- 15-18女子表彰・山下萌寧(中)、黒須愛生(左)、高木杏良
- 13-14男子表彰・矢吹侑大(中)、市瀬空留(左)、高瀬莉空
- 13-14女子表彰。阿部歩望(中)、熱海ひまり(左)、橋川珠空
- 11-12男子表彰・鈴木大和(中)、荒砂士道(左)、小林尚嗣
- 11-12女子表彰・安藤すみれ(中)、竹内美由(左)、岡原凛々香
- 9-10男子表彰・増田蓮(中)、久保山友斗(左)、森田天道
- 9-10女子表彰・南愛美(中)、本村奏澄(左)、中野愛恵
- 7-8男子表彰・山田英聖(中)、瀬川昴(左)、中野嵐翔
- 7-8女子表彰・河村成紗(中)、上岡莉緒(左)、大橋心優
雑観
15-18歳の部男子
15-18歳の部男子は、首位でスタートした竹田亮太(千葉・千葉黎明高3年)が連日のアンダーパーの71をマークし、通算3アンダー141で優勝した。2位争いは、大西晃盟(兵庫・滝川第二高3年)が終盤抜け出して通算1アンダーで制し、ともに初めての日本代表となった。
「アンダーパーを出して優勝する」と宣言していた竹田が、難コースで快調なゴルフを見せた。インスタートで前半3つのバーディーを奪うなど34で回り、独走態勢に。後半1つ落としたが、2日間アンダーパーで回った。
日本ジュニアでここ2年連続6位など実力者が、初めて出た世界ジュニア日本代表選抜大会の東北・北海道予選で決勝大会進出を逃した。しかし、この決勝大会の4日ほど前に欠場者が出て繰り上げ出場の機会を得た。「緊張はなく、代表を狙いに行きました」と、試合や合宿などでこの日で11日間連続のゴルフとなったが、切れのいいゴルフを見せた。
日本代表となる2位争いは、混戦になったが、抜け出したのは大西だった。後半の5番、8番でバーディーを奪うなどこの日2アンダー70で回り、念願の日本代表となった。「もう何回挑戦したかわからない。うれしいです」と笑顔を見せた。心がけているマネジメント力を発揮。「みんなドライバーとか使ってすごいなと思いながら、刻むところは刻む自分のマネジメントをしっかりやった」のが結果に結びついた。
ともに初めての世界ジュニア。竹田は「アンダーで優勝したけど、ショットが良くての3アンダー。シュートゲームをもう少しやりたい。芝への適応力を身に着けないと」と話した。大西は「距離がしっかりあると思うので、セカンドのアイアンの技術、引き出しを増やしたい」と課題を挙げた。
15-18歳の部女子
15-18歳の部女子は、1打差2位スタートの山下萌寧(滋賀・ECC学園1年)が1アンダー71で回って通算3オーバーで逆転優勝、3回目の世界ジュニア日本代表となった。首位スタートの黒須愛生(めい、茨城・ルネサンス高2年)は一時代表圏外に落ちたが、後半粘って通算6オーバーで2位を確保し、初めての日本代表の座を射止めた。
「スタート前からドキドキしていたんですけど、安定して回れました」と振り返った。3番のバーディーで首位をとらえ、5番でピン手前10メートルぐらいのロングパットが「2パットで行けたらと思ったのが、あ、入ったという感じで」とバーディーにして抜け出し、そこから首位を譲らなかった。途中で「前の組で誰か来ているかも」とは思ったそうだが、1アンダー71で回っての優勝だった。
首位スタートの黒須は、2番で「5メートルのパットのラインがわからず打ったら入った」というバーディーで気をよくした。山下に逆転され、日本代表圏の2位から出たり入ったりという展開だったが、あまり気にせず「安定したゴルフ」を心がけた。ホールアウトして3位とは1打差の接戦で日本代表に残ったと聞き「びっくりしました。まさか通れるとは思わなかった」と笑顔を見せた。
3回目の世界ジュニアに向け、山下は「まずは10位以内に入ってシード権を取りたい。低い目標ではなく、自分のできることに合わせたい」といい「ECC学園に入りましたし、英会話もやっているので、海外でしゃべれるようにしたい」と目標を掲げた。初挑戦となる黒須は「安定したゴルフをした上で、バーディーをいっぱいとれるように頑張ります。思ったところにしっかり打てるショートゲームの練習をしていきたい」と話した。
13-14歳の部男子
13-14歳の部男子は、矢吹侑大(ゆうま、千葉・大山口中3年)が73にスコアをまとめて通算4オーバーで優勝。日本代表を目指す2位争いは通算6オーバーで並んだ市瀬空留(かいる、三重・一身田中3年)と高瀬莉空(香川・高松第一中3年)のプレーオフとなり、1ホール目で市瀬が勝って、日本代表切符を手にした。
首位に2打差4位でインからスタートした矢吹。「イーブンで回ればと思って出ました。連続バーディーがあったのがよかった」と振り返った。2つ落とした後の17、18番で連続バーディー。折り返して5番まで3ボギーをたたいたが、6,7番連続バーディーと、言葉通り2つの連続バーディーでスコアを持ちこたえた。その間に各選手がスコアを落とし、ホールアウトした時は、2位に2打差をつけていた。
その2位争いが熾烈だった。何度も入れ替わったが、最後まで残ったのが前日首位から落ちた市瀬と、追い上げてきた高瀬。日本代表を決めるプレーオフに突入した。「プレーオフなんて初めてでした。1つもミスはできないと思いました」と市瀬。10番から行われ、第1打はともに左ラフ。第2打で市瀬がピン左4メートル、高瀬はフライヤーで奥に外した。高瀬のアプローチも4メートルほどで、市瀬が先に打って50センチに寄せ、高瀬のパーパットが外れた後に沈めてパーセーブでプレーオフを制した。
矢吹、市瀬とも世界ジュニア初挑戦となる。矢吹は「今回のゴルフよりもいいゴルフをして、世界に爪痕を残したい。上位で輝けるように、ショットやパターの精度を上げていきたい」と意気込み、市瀬も「ゆうま(矢吹)に負けず優勝争いをしたい。今日のゴルフでは勝てないので、自信があるショットを磨いていきたい」と意欲を見せた。
13-14歳の部女子
13-14歳の部女子は、阿部歩望(あゆみ、神奈川・東海大付属相模高中等部2年)が1アンダー71で回って通算3オーバーで優勝、2打差2位に熱海ひまり(埼玉・埼玉栄中2年)が入って、ともに初めての日本代表となった。
「素直にメッチャうれしいです」と阿部。序盤から混戦の展開で、だれが抜け出すかが見どころだった。阿部は「14番のピンチで4メートルのパーパットが入って、これは行けるかもと思いました」という。15番で競っていた相手2人がボギーと7を打ったことで、優勝を手ぐり寄せた。「(代表が決まって)ホントかな、と思いました」と笑顔をみせた。
阿部と同じく1打差2位スタートの熱海は前半パープレーでスコアを守り、後半は14,15番連続ボギーも、17番では「心臓がいたかった」という4メートルのパーパットを沈める粘りを見せた。結果的には10番で10メートルを決めたバーディーが効いて、3位に1打差で逃げ切った。「夢みたいです。(応援に来た)ママが泣いちゃっていた」とこちらも満面の笑みだった。
ともに初めての世界ジュニアへの挑戦になる。阿部は「これまでの世界ジュニアの結果をみると(優勝は)アンダーばかり。攻めるところは攻めて、守るとことは守る自分のゴルフができれば。ショットの精度は上がっているんですけど、アプローチの調子が悪いので練習したい」と話した。
172センチの長身を生かした長打で代表をつかんだ熱海は「世界ジュニアでも飛ばして乗せてバーディーをいっぱい取りたい。2~3メートルのパットを入れられるように練習したい」と、こちらも課題を挙げた。
コメント
▽11―12歳の部男子日本代表の鈴木大和(広島・幸千中1年)
「うれしいです。前半終わってから、行けると思いました。1ホール、1ホール、我慢してパーで耐えていたら、上位が落ちてくると思ってプレーしていました。17番でアプローチミスして5メートルのパーパットが残った。これを入れたら優勝があるなと思って打って、入りました。世界ジュニアは初めてなので、まずは5位以内、できるところまでやりたい」
▽11-12歳の部女子日本代表の安藤すみれ(岡山・香和中1年)
「うれしいよ。アンダー出して勝とうと思ったのでやりました(2アンダー70)。集中してやればいいと思った。前半終わって5打差ついちゃって、行けるかなと思った。後半も集中できた。世界ジュニアは4回目。人の3倍努力していく。アプローチとパターを練習する」
▽9―10歳の部男子日本代表の増田蓮(埼玉・立野小5年)
「前半(イン)をうまく回れたのがよかった。アイアンが寄って、パットが良かった。前半終わって2位と1打差の1位だった。後半は3番で優勝を意識したら4番で8を打ってしまった。最終9番のセカンドを打ってバーディーパットになった時に裕主尾をまた意識しました。これまで負けて来たんで悔しさを晴らせました。世界ジュニアでは今回戦ってきた選手の気持ちを背負って頑張りたい」
▽9-10歳の部女子日本代表の南愛美(千葉・加茂学園5年)
「うれしいです。追われてきたときはちょっと焦ったけど、上がり3ホールぐらいで優勝を意識しました。6打差でスタートして、全体的にはよくなかったけど、相手を見てやれたんで。世界ジュニアは3回目です。やっぱりショットをもうちょっと磨いていきたい。アプローチが寄って、パットが入るようにしたい。前2回はあまりよくなかったんで、今回は全部しっかり練習していく」
▽7―8歳の部男子日本代表の山田英聖(沖縄・嘉芸小3年)
「アンダーで回ろうとしたんで、できてよかった(1アンンダー71)。パターがよくて、いいバーディーが取れた。5個取った。途中、焦ったり悔しかったりしたけど、我慢した。世界ジュニアでもアンダーでプレーしたい。ショットがいいとアンダーにできると思うので、ショットの練習をしたい」
▽7-8歳の部女子日本代表の河村成紗(愛知・長久手西小3年)
「楽しかった。途中、ダブルボギーとか、トリプルボギーとかあったけど、落ち着いてゴルフができた。(85は)昨日79だったから、今日は75ぐらいを目指したかったけど、バンカーで1回では出なかったりしたから。世界ジュニアでは優勝する。パープレーを目標にする。ドライバーが右に行くので、直す練習をする」
















































