<世界ジュニアゴルフ選手権 第2日>
日本代表選手団が、男女3部門で首位に立ち、その他のカテゴリーでも上位につけて最終ラウンドを迎える。
13-14歳の部女子で前日首位の道上稀唯(きい、兵庫・滝川第二中2年)が3つスコアを伸ばして10アンダーとして首位をキープ。1打差2位で熱海ひまり(埼玉・埼玉栄中2年)と、この日7アンダーをマークした大栗愛珠(ありす、米国・ICL Academy8年)が追走し、日本代表選手の優勝争いになった。
11―12歳の部女子では高橋なつ希(東京・大森第二中1年)が通算13アンダーで首位を独走している。9―10歳の部男子では増田蓮(埼玉・立野小5年)が2アンダー71で回り、通算5アンダー141で首位タイで最終ラウンドを迎える。
また、15―18歳の部女子では佐藤涼音(りの、大阪・ルネサンス大阪高2年)が通算8アンダーで首位に1打差の2位、仁科優花(千葉・第一学院高2年)が3打差3位につけているのをはじめ、各カテゴリーで優勝争いを演じている。
◆世界ジュニアゴルフ日本代表選手団第2日成績
▽7-8歳男子(ミッション・ベイGC=2716ヤード、パー58)
①コカゴゾグルー(アラブ首長国連邦)=118
⑤山田英聖(沖縄・嘉芸小3年)=123
⑤坂倉準(大阪・榎本小3年)=123
▽7―8歳女子(ミッション・ベイGC=2714ヤード、パー58)
①スリチャポーン(タイ)=117
⑤河村成紗(愛知・長久手西小3年)=126
⑪若杉糸奈(大阪・島屋小2年)=136
▽9―10歳男子(シンギング・ヒルズGRオーク・グレンC=5223ヤード、パー73)
①増田蓮(埼玉・立野小5年)=141
①チェン(台湾)=141
①ミッチェル(米国)=141
⑪山田光之助(沖縄・嘉芸小5年)=146
▽9-10歳女子(シンギング・ヒルズGRオーク・グレンC=4648ヤード、パー72)
①ムンド(フィリピン)=138
②常住美結(千葉・中野木小5年)=139
⑤南愛美(千葉・加茂学園5年)=143
⑥羽様希空(岡山・山陽小4年)=144
⑩小澤蘭(東京・幸小4年)=146
⑬大竹紗楽(愛知・長久手東小4年)=147
㊳髙森心花(茨城・息栖小学校4年)=155
▽11―12歳男子(エル・カミノCC=5884ヤード、パー72)
①ワイルディング(タイ)=137
⑥鈴木大和(広島・幸千中1年)=145
⑧藤原諒星(愛媛・川之江北中1年)=146
▽11―12歳女子(ザ・ハイツGC=5653ヤード、パー72)
①高橋なつ希(東京・大森第二中1年)=131
③佐々木夕奈(岐阜・東可児中1年)=139
⑮安藤すみれ(岡山・香和中1年)=146
▽13―14歳男子(ザGCオブ・カリフォルニア=6385ヤード、パー71)
①ローリー(米国)=137
⑦中多一翔(愛知・高浜中2年)=141
⑦福井誠ノ介(愛知・春木中2年)=141
⑩北本太一(奈良・郡山西中3年)=143
㊳高柳大河(愛知・鳴海中3年)=147
56市瀬空留(三重・一身田中3年)=149
124矢吹侑大(千葉・大山口中3年)=159
▽13―14歳女子(CCランチョ・ベルナルド=5960ヤード、パー73)
①道上稀唯(兵庫・滝川第二中2年)=136
②大栗愛珠(米国・ICL Academy8年)=137
②熱海ひまり(埼玉・埼玉栄中2年)=137
⑥岩永梨花(兵庫・塚口中3年)=141
⑨寺岡虹(広島・府中学園9年)=143
⑪本村彩歌(兵庫・宝塚中2年)=144
⑭阿部歩望(神奈川・東海大学付属相模高校中等部2年)=145
㉚斎藤美雅(埼玉・朝霞市立第二中2年)=150
▽15―18歳男子(トーリー・パインズGCサウスC=7248ヤード、パー72)
①イグナチオス(米国)=137
⑪清本貴秀(福井・福井工業大福井高3年)=143
71竹田亮太(千葉・千葉黎明高3年)=151
96宮城ジョセフ(沖縄・エナジックスポーツ高等学院1年)=153
167大西晃盟(兵庫・滝川第二高3年)=162
▽15―18歳女子(トーリー・パインズGCノースC=6217ヤード、パー72)
①コール(シンガポール)=135
②佐藤涼音(大阪・ルネサンス大阪高2年)=136
③仁科優花(千葉・第一学院高2年)=138
⑦竹田妃菜(滋賀・ECC学園高1年)=142
⑨本村紅音(滋賀・ECC学園高1年)=143
㉒山下萌寧(滋賀・ECC学園高1年)=146
㊶杉田琉羽(大阪・大阪桐蔭高3年)=149
㊶野口笑里(岐阜・麗澤瑞浪高2年)=149
72西澤美李(埼玉・早稲田大1年)=153
107黒須愛生(茨城・ルネサンス高2年)=157
【協会広報ライター・赤坂厚】
雑観
15-18歳の部女子
15-18歳の部女子は、佐藤涼音(りの、大阪・ルネサンス大阪高2年)が前日からスコアを4つ伸ばし、通算8アンダー136で首位に1打差2位につけた。
インからスタート。「ショットが荒れていて、14番までパーを取るのに必死でした」という。15番パー3でピン上4メートルに乗せ「しっかり自分を信じて打った」とバーディーに。「これで流れをつかめたと思います」と、前半は17番で1メートル、18番で2メートルを決めて連続バーディーで折り返した。後半も5番パー5で残り245ヤードの第2打を3番ウッドで2オン。20メートルほどのイーグルパットを2メートルオーバーしたが、返しを決めてバーディーに。前日に続いてボギーなしで終えた。
「2日間8アンダーも、2日連続ボギーフリーも初めてです」という。要因は「パターがいい。パターは毎ホール使うので、怪しいところを入れると自信になる」と話した。使っているのはピン型で、マレット型などを試してみても結局ピン型に戻るという。
同学年の仁科優花(千葉・第一学院高2年)が首位に3打差3位におり、最終日は最終組で首位コール(シンガポール)を追いかけて一緒に回る。昨年は2人ともプレーオフに1打足りずに残れず、3位となった。今度は2人が優勝争いをする番。「キーポイントは…ないです。最近はアンダーパーが出ていなかったので自信を持っていきたい。楽しくラウンドして、仁科か私のどちらかが勝つ」と、昨年の岩永杏奈に続いて日本代表選手団連覇を目指す。
13-14歳の部女子
13-14歳の部女子は、昨年優勝で大会連覇を狙う岩永梨花(りんか、兵庫・塚口中3年)が、5アンダー68で回り、通算5アンダーで前日16位から6位に浮上した。
大会直前からイップスに悩んでいる。「5メートル以内のパットは手が震えるんです。特にショートパットは怖い」という状態だ。原因はわからないが「ディフェンディングチャンピオンの意識とかがあるのかなあ」と、目に見えないプレッシャーも一因のようだ。
「手が震えている割にはうまくいったと思います」と振り返ったこの日。1番パー5で第3打がオーバーしてピンまで7~8メートルあったが「長い距離の方が震えない」と沈めてバーディー発進。2番でボギーにしたが、5番では「ミスったと思った」という1.5メートルのバーディーパットが入り、8番では4メートルを入れた。うまく折り合いをつけながらのラウンドだった。
後半は10番で落としたが、13番から問題の3メートル以内のパットが入って3連続バーディー。「カップにくるっといって入るのが今日は多かった」と、何とかチャンスをものにしてスコアを伸ばした。17番ではイップスとは無縁の約12ヤードのチップインバーディーを奪った。「パー5の9番、18番で1~1.5メートルぐらいを外した。もっと行けたと思う」と悔やしがった。
上位は同じ日本代表選手団の選手たちだが、首位と5打差に迫って逆転連覇の可能性を残した。「ショットはいいんです。パットは手は震えると思ってやる。5位以内には入りたい」と、前向きになっていた。
11-12歳の部男子
11-12歳の部男子は、初出場の鈴木大和(広島・幸千中1年)が1アンダー71をマークし、通算1オーバーで前日17位から6位に浮上し、来年シード権(6位=2025年実績)を狙える位置につけた。
世界ジュニア第2ラウンドのスコア目標は「前日(74)よりもいいスコア。できればアンダー」においた。1番でボギー発進。それでも「昨日5バーディーとれたので、今日も3つぐらいは来るだろうと思って次に行きました」と引きずらなかった。4番で1メートルにつけてすぐに取り戻した。「昨日はパットを強く打ちすぎたので、ジャストタッチを心がけた」と振り返った。
前日は2オン可能なパー5では狙って失敗した。5番パー5を迎え「(第2打で)届くんですけど、刻みました」と第3打勝負で3メートルにつけてバーディー。パー5での刻み作戦、10番、16番でも実行してバーディーに結びつけた。13番で打ちそこなって右にOBしてトリプルボギーをたたいたが、6バーディーを奪って、1アンダーとスコア目標を達成。順位も大幅に上げた。
2日間で11バーディーを奪ったが、通算は1オーバーとスコアの出入りが激しかった。「明日はまずボギーをなくすこと」という。首位は7アンダーで抜けているため、優勝狙いは現実味が薄いが、すでに昨年実績でのシード権内に入っている。「明日は3アンダー、60台を出してシード権を取りたい」と、目標ははっきりとしている。
コメント
▽9―10歳男子1位の増田蓮(埼玉・立野小5年)
「ノーボギーでいいゴルフだった。前半は全部パー。ピンチもなかった。後半はすごくよかった。3番のバーデイーは1.5メートルを入れた。4番は6メートルがギリギリ入った。強く打っちゃって、入らなかったらだいぶ行っちゃってた。今日はドライバーがよかったと思います。明日は1位タイの外国選手2人と回るけど、相手を気にせず自分のプレーをしたい。有鬚王できないとしても、いいスコアで回れると思う」
▽9-10歳の部男子11位の山田光之助(沖縄・嘉芸小5年)
「(68で回って)パットもショットもよかった。昨日(78)とは全部違った。1番パー5で第3だが80センチについた。2番でボギーにしたけど、3番でバーディーを取って、ボギーとか打っちゃう難しい5番で5メートルを入れてバーディーにした。昨日は風が読めなくてショットをミスったけど、今日は午前に回ったので風がなかったから。明日は7アンダーを出す。目標は優勝」
▽13―14歳の部男子7位の中多一翔(愛知・高浜中2年)
「前半、6ホールで2オーバーしちゃってやばいと思ったけど、8番のバーディーで切り替えられた。ショットは良かったけど、4,6番で3パットしたから、3パットしないで行こうと思いました。タッチを重要視して、ライン読みも慎重にやったので、後半は3つバーディーが来た。ティーショットが曲がらずに飛んだからチャンスだと思った。コースには慣れました。一緒に回った子がすごくいい子で楽しく回れました。明日は無謀にはならないで、攻守をはっきりさせたい。5アンダーを目指したい」
▽13―14歳の部女子2位の熱海ひまり(埼玉・埼玉栄中2年)
「午後スタートで、ずっと暑さとの戦いでした。1番グリーンで別の子の打った球が、乗っていた私の球に当たって、オフィシャルを呼ぶトラブルがあったけど、バーディーでスタートできた。後半パ-プレーだったのが痛かった。13番でダブルボギーにしたのが痛かった。昨日より40ヤードぐらい飛んでいたホールがあったので、アドレナリンが出ているのかなと思った。パターがうまくいかなかった。明日はくらいつきたい。ショットキレキレ、パットバシバシで行きたい。目の前の一打に集中する一球入魂作戦で行く」
























