<PGM 世界ジュニアゴルフ選手権 日本代表選抜大会 6歳以下の部決勝大会、関西・東海予選>

 6歳以下の部男女でIMGA世界ジュニアゴルフ選手権(7月、米サンディエゴ)の日本代表が決まった。男子は、根本悠誠(千葉・柏さくら幼稚園年長)が3アンダー61の好スコアをマークして優勝した。女子では、長峰真央(千葉・若葉台幼稚園年長)が89のスコアながら2位に4打差をつけて日本代表を決めた。

予選では、15-17歳の部男子で山内一輝(大阪・追手門学院大手前中3年)が前半2アンダーで回った貯金を生かし、5オーバー77で阪根竜之介(東京・国士舘高2年)と並んだもののカウントバックで1位となり、西日本決勝大会(4月2、3日、佐賀・若木GC)に進んだ。同女子では昨年の日本女子アマで2位に入った王天妤(兵庫・ルネサンス大阪高1年)がただ一人アンダーパーの1アンダー71をマークして貫録をみせ、トップ通過した。13―14歳の部では、男子は小室敬偉(東京・成城学園中1年)、女子は藤原侑奈(大阪・金南中1年)がそれぞれ西日本決勝大会に進出した。

IMGA世界ジュニアゴルフ選手権日本代表は以下の通り。

6歳以下
【男子】 【1位】根本悠誠(千葉・柏さくら幼稚園年長)=61
【女子】 長峰真央(千葉・若葉台幼稚園年長)=89

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 西日本決勝大会進出者は以下の通り。

15~17歳の部
【男子】 【1位】山内一輝(大阪・追手門学院大手前中3年)=77
【2位】阪根竜之介(東京・国士舘高2年)=77
【3位】福田孔子(三重・崇広中2年)=78
【4位】沢田新(石川・松陽中3年)=78
【5位】鈴木慶太(大阪・大阪学院大高2年)=79
【6位】新井隆一(愛知・西部中3年)=79
【7位】高瀬龍馬(大阪・加美中3年)=80
【8位】井上達希(神奈川・聖光学院高1年)=80
【9位】池田拓己(大阪・熊取北中3年)=81
【10位】矢野辰典(愛知・白山中3年)=81
【11位】澤田響(福井・気比中3年)=82
【12位】土肥龍星(福井・進明中3年)=82
【13位】梅田恭生(石川・宇ノ気中2年)=83
【14位】広山雄大(大阪・大池中3年)=84
【女子】 【1位】王天妤(兵庫・ルネサンス大阪高1年)=71
【2位】平岡瑠依(大阪・大阪学芸高1年)=73
【3位】金子桃果(岐阜・美濃加茂高1年)=74
【4位】種村梨央(三重・いなべ総合学園高1年)=76
【5位】寺西飛香留(兵庫・芦屋学園中3年)=76
【6位】河野杏奈(千葉・麗澤高1年)=78
【7位】新真菜弥(兵庫・大阪桐蔭高2年)=78
【8位】大村桃葉(静岡・曳馬中3年)=80
【9位】佐野円梨(兵庫・芦屋国際中1年)=81
【10位】仲村果乃(京都・京都聖母学院中2年)=81
【11位】神谷美緒(静岡・浜松西高中等部3年)=82
【12位】高木美佑(愛知・円上中3年)=82
13~14歳の部
【男子】 【1位】小室敬偉(東京・成城学園中1年)=76
【2位】玉木海凪(大阪・彩都西中1年)=77
【3位】釣浦郁真(大阪・甲南中2年)=77
【4位】宇佐美友亮(愛知・北里中1年)=78
【5位】田中翔(三重・白子中2年)=80
【6位】中川怜次(滋賀・びわ中1年)=80
【7位】東出大雅(愛知・日進北中2年)=81
【8位】金子駆大(愛知・南光中1年)=81
【9位】岡田竜空(京都・樫原中1年)=81
【10位】椎名将人(愛知・伊勢山中1年)=82
【11位】山岸咲槻(愛知・名古屋中2年)=82
【12位】上久保拓海(京都・木幡中1年)=83
【13位】加藤遼也(愛知・鎌倉台中1年)=83
【女子】 【1位】藤原侑奈(大阪・金南中1年)=81
【2位】遠藤夢里(愛知・高針台中2年)=82
【3位】江河鈴(大阪・松原第六中1年)=82
【4位】長田莉子(三重・久居東中1年)=85
【5位】内山愛梨(静岡・入野中1年)=86
【6位】相原李帆(岐阜・真正中2年)=87
【7位】柳井美優(愛知・富木島中2年)=87
【8位】神社佐也加(京都・京都聖母学院中2年)=87
【9位】仲野綺良々(三重・津田学園中1年)=87
【10位】高橋茉夢(大阪・三国中2年)=87
11~12歳の部
【男子】 【1位】近藤港(愛知・大口西小6年)=76
【2位】広山功喜(大阪・中川小5年)=76
【3位】益田航(愛知・師勝北小5年)=82
【4位】鳥居大揮(愛知・東刈谷小5年)=85
【5位】金指統哉(静岡・富士第一小5年)=86
【6位】東堤爽太朗(京都・今池小5年)=87
【7位】小田祥平(愛知・竹島小6年)=87
【8位】金子幸雅(愛知・富士松南小6年)=87
【9位】中川瑛太(岐阜・大野小4年)=87
【10位】中川万龍(岐阜・大野小6年)=87
【11位】大谷翼(京都・藤森小5年)=87
【女子】 【1位】杉浦愛梨(愛知・吉浜小6年)=77
【2位】佐々木史奈(京都・金閣小6年)=79
【3位】根本梨瑚(兵庫・清和台南小6年)=82
【4位】川端雪菜(石川・大野町小5年)=84
【5位】青山緑(愛知・千早小6年)=84
【6位】都玲華(徳島・生光学園小6年)=84
【7位】酒井夏鈴(岐阜・富加小5年)=85
【8位】勝亦令奈(静岡・加藤学園暁秀初等学校5年)=86
【9位】横山百合香(愛知・城北小5年)=86
【10位】杉本花波(京都・伏見板橋小5年)=86
【11位】山田こころ(大阪・東佐井寺小6年)=86
9~10歳の部
【男子】 【1位】平松孝太郎(大阪・市岡小3年)=82
【2位】小杉飛翔(兵庫・加古川小3年)=85
【3位】時本晃志(千葉・田中小4年)=85
【4位】田中天晴(東京・深大寺小3年)=89
【5位】赤松成眞(和歌山・市ノ瀬小3年)=89
【女子】 【1位】秋田光梨(大阪・伊加賀小4年)=78
【2位】江河怜(大阪・松原東小4年)=79
【3位】清本美波(愛知・向山小4年)=80
【4位】下田沙幸(愛知・橘小4年)=81
【5位】三井優奈(大阪・吹田第一小3年)=84
7~8歳の部
【男子】 【1位】石垣龍之介(三重・桜島小2年)=75
【2位】児玉志優(奈良・真弓小2年)=76
【3位】森山遼一(兵庫・加古川小1年)=77
【女子】 【1位】小宮千愛(愛知・小清水小2年)=86
【2位】横山椿咲(愛知・城北小2年)=86
【3位】小暮沙奈(千葉・高洲北小1年)=89
【4位】岩永杏奈(兵庫・塚口小1年)=95
(注)同スコアの順位は18番からのカウントバックによる
【協会広報ライター・赤坂厚】

【大会雑観】

6歳以下の部決勝大会
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根本悠誠(千葉・柏さくら幼稚園年長)
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長峰真央(千葉・若葉台幼稚園年長)
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IMGA世界ジュニアゴルフ選手権日本代表が2人決まった。一発決勝の6歳以下の部を制したのは、男子は、根本悠誠(ゆうま、千葉・柏さくら幼稚園年長)が3アンダー61の好スコアをマークして優勝した。「練習ラウンドでは9アンダーが出ていた」といい「普通にうれしい」とはにかんだ。この日はパー5でイーグル2つなどショットが好調。「アプローチが得意。今日はよかった」と胸を張った。「世界で優勝する自信は」と聞くと「ウン」とうなずいていた。女子を制したのは、長峰真央(千葉・若葉台幼稚園年長)。89のスコアながら2位に4打差をつけた。「きょうは打ちすぎた。パターを打ちすぎた」と反省。それでも「9番と18番でパーが取れたから気持ちよかった」とすぐにニコニコ顔に。「今日はユーティリティーがうまくいかなかった。世界ジュニアまでにうまくなって勝ちたい」とこちらも世界一が目標だ。

15―17歳の部男子
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山内一輝(大阪・追手門学院大手前中3年)
15―17歳の部男子は山内一輝(大阪・追手門学院大手前中3年)がなんとか逃げ切って、トップで西日本決勝大会(4月2、3日、佐賀・若木GC)に進んだ。インスタートの14、16番でバーディーを奪って2アンダーでターン。その時点では抜け出していたが「ショットは思い通りにいかなくなった」と、後半7番では2OBで9をたたくなどスコアを崩した。同組の阪根竜之介(東京・国士舘高2年)に通算5オーバー77で追いつかれたが、18番からのカウントバックで辛くも振り切った。「9をたたいた後、パーで上がれたのがよかった。気持ちを少しコントロールできるようになってきたと思います」と前向きにとらえる。「日本代表になりたいけど、九州で試合をしたことがないので芝の違いとかあると思う。でも、いまスイング改造をしているので結果を出したい」と、意気込みを見せていた。
15―17歳の部女子
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王天妤(兵庫・ルネサンス大阪高1年)
15―17歳の部女子で、昨年の日本女子アマで2位に入った王天妤(兵庫・ルネサンス大阪高1年)が貫録を見せた。インスタートの13、14番で80センチにつけるバーディーを奪って波に乗った。15番でボギーにしたが、16、18番も取って3アンダーに伸ばした。後半はスコアを落としたが、全選手の中でただ一人アンダーパーの1アンダー71をマークして、西日本決勝大会(4月2,3日、佐賀・若木GC)へトップ通過を果たした。「今日はアイアンがよかった。練習してスイングが少し直ってきて、ストレートかちょっとドローの球筋に安定してきました」と、振り返った。「米国に行ってみたい」とこの予選に挑戦したという。西日本決勝大会で2位以内に入れば出場権を得る。「優勝とかを目標にしないで、普段の練習を精一杯やって結果がついてくればいいと思います」といい「球筋をもっと安定させることと、ショートゲームをもっと練習します」と、課題を挙げていた。
13―14歳の部男子
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小室敬偉(東京・成城学園中1年)
13―14歳の部男子の小室敬偉(けいん、東京・成城学園中1年)が、4オーバー76で接戦を制して、1位で西日本決勝大会に進んだ。「前半、チャンスが多かったけど全然パターが入らなかった。後3つ、4つ縮められた」と悔しそう。後半に入って14番で第2打を「ピッチングウエッジでトップしてOBにしてしまった」と振り返ったが「その後で3つバーディーをとって、何とか耐えられた」と、満足感はあった。普段は「飛ぶほう(ドライバー平均270ヤード)なので、曲がらないといいスコア、曲がるととんでもないスコア」というゴルフだという。西日本決勝大会には「アイアンの安定性を高めたい」といい「強い人と戦ってみたいから世界ジュニアに行きたい」と、思い描いていた。
13―14歳の部女子
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藤原侑奈(大阪・金南中1年)
13―14歳の部女子で、藤原侑奈(大阪・金南中1年)が苦しみながらも9オーバー81でトップとなった。「パターが悪かった。コースが難しかった」と、いつものようなプレーはできなかった。それでも、6番でこの日唯一のバーディーを取った。ショットも狭く、みんなが苦しんだコースで「OB1つが残念」というが、大きな乱れはなかった。「海外に行ったことがない」と、小学校時代からこの予選に挑戦している。西日本決勝大会に向けては「とりあえず70台を出したい。すべてを・・・特にパターを練習していく」と、夢の実現に挑む。

【大会コメント】

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阪根竜之介(東京・国士舘高2年)
◇15―17歳の部男子2位の阪根竜之介(東京・国士舘高2年)◇
「いいといえる部分は少なかった。朝、宿題をやったりしてどたばたしてしまって準備不足。今日はムチャな攻めが多かったと思う。自分の実力を信じたけど、そこまで行っていなかったということです。この大会は今年一番目標にしている大会。大学進学では米国に行きたいので、世界ジュニアでアピールしたい。そのためには(西日本決勝大会までに)あと2、3週間で、まだ完成していないアイアンでフェードを打てるようにしたい。今は攻め方のバリエーションが少ないので」
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平岡瑠依(大阪・大阪学芸高1年)
◇15―17歳の部女子2位の平岡瑠依(大阪・大阪学芸高1年)◇
「スコアを崩したのは全部OB。3つOBしてしまいました。それ以外は納得しています。OBの割りには73はよかった。14番でOBの後でボギーにしたので気分がよかったから、15、16番でバーディーが取れたのかも。ドライバーの方向性を修正して西日本決勝大会に臨みたい。コースが難しそうなので、行ってみないと分からないですけど」
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近藤港(愛知・大口西小6年)
◇11-12歳の部男子1位の近藤港(愛知・大口西小6年)◇
「6バーディー取ったんだけど、2OBもしてしまった。ドライバーが課題です。いつもはこんなにバーディーは取れないんですけど、今日はパターがよかった。西日本決勝大会までにドライバーを磨いて、世界に行きたい」
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秋田光梨(大阪・伊加賀小4年)
◇9-10歳の部女子1位の秋田光梨(大阪・伊加賀小4年)◇
「前半はアイアンが寄らなかったので悪かったけど、後半は寄った。パターがよく入った。バーディーも後半2つ取れた。練習ラウンドでは74、76が出ていたので、78はもうちょっと。(西日本決勝大会へ)ショットもパターもいっぱい練習する。上位を狙いたい。優勝したい。でも、グリーンが難しそうなので、ちょっと自信はない」
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石垣龍之介(三重・桜島小2年)
◇7―8歳の部男子1位の石垣龍之介(三重・桜島小2年)◇
「前半1アンダーだった。後半悪かったから。バーディーを6つ取れた。長いパットが入ったんで、気持ちよかった。でも、もうちょっとパターが入るようにしたい。(西日本決勝大会で)優勝する自信はあります」